先日納品したオーダーメイドの下駄箱。

私が住宅会社で営業をしていた新入社員の時に、家を建ててくれた叔母の家です。

20数年前です。

 

その時は家族も多くて、一般的なメーカーのコの字型の玄関収納を使っていましたが、

家族も減り、床や窓枠の白木がきれいな飴色になっていく中、プリント物の玄関収納

だけが浮いてしまうようになり、使い勝手も悪く、気になるようになったので変えたいから

相談に乗ってほしい、と連絡をもらいました。

 

夫婦二人分の靴が入って、ちょっと何か飾る台になるように。

掃除がしやすくて、あまりごちゃごちゃ飾りがついていないもの。

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すごくシンプルです。

でも探すと和風でこういうシンプルなデザインは案外ないんですよ。

控えめな感じが好みなのは、アクセントクロスにも表れています。

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中身は男性の靴なら横にゆったり3足。

婦人靴なら4列入るサイズです。

既製品の玄関収納は意外と横幅のサイズがきつかったりするものもあるので、せっかくの

オーダーメイドですから、ゆったりしまえる幅にこだわりました。

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手掛けは大きめですが、将来のことを考えて、指先の力が弱くなった時でも開けやすいように。

指の太い男性でも使いやすいサイズを選びました。

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玄関の引き戸を開けると正面に見えた大きな玄関収納は消えて、柔らかく優しい和柄の

アクセントクロスと新しくなった下駄箱に障子の窓。

まるでずっとそこに居たかのように溶け込んでいました。

 

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一見なんでもない下駄箱ですが、私なりの思いが詰まっているのです。

 

 

新入社員だった私。わからないことだらけで、いろんな人に助けてもらいながら

胃炎になるほど大変な思いをして作った家でした。

20数年経ち、こうして大事に使ってくれている家を、これからもずっと使い続けて

もらえるようなお手伝いをさせてもらえていること。

再び感謝の気持ちです。